わこつは死語?ニコ生ネットスラングの今

雑学

わこつって、もう死語なのかな?

最近あまり聞かなくなった気がするけど……。

ニコニコ生放送でよく使われていた言葉も、時代とともに消えていきますよね。

気づけば「もう古い」と思われる言葉を使っているかもしれません。

そこで、今回はわこつは死語なのか? そして、今も使われているネットスラングについて紹介します!

この記事で分かること!
  • わこつは今も使われている?
  • ニコ生でよく使われるネットスラング
  • 廃れてしまった懐かしのスラング

わこつは死語?現在も使われているのか

「わこつ」は、かつてニコニコ生放送(ニコ生)でよく使われたネットスラングの一つです。

現在でも使用されることがあるのか、それとも死語になってしまったのかを検証します。

以下の点について詳しく見ていきましょう。

まず、「わこつ」の意味から解説していきます。

「わこつ」の意味とは?

「わこつ」は、「枠取りお疲れ様」の略語です。

ニコニコ生放送(ニコ生)で、配信が始まった際にリスナーが配信者へ挨拶として使う言葉でした。

なぜこの言葉が生まれたのかを簡単に説明すると、ニコ生ではかつて放送枠を取得する手間があり、その労力をねぎらう意味が込められていました。

  • 「枠取り」=ニコ生での配信枠を取得すること
  • 「お疲れ」=配信者への労いの言葉
  • それらを略して「わこつ」となった

例えば、リスナーが配信に訪れた際に「わこつ!」とコメントすることで、配信者に「お疲れ様です」と伝えることができました。

このように、視聴者と配信者の間のコミュニケーションの一環として定着したのです。

次に、「わこつ」がいつから使われ始めたのかを見ていきましょう。

いつから使われている?

「わこつ」という言葉は、ニコニコ生放送が開始された2008年頃から使われ始めました。

当時のニコ生は、放送枠が限られており、ユーザーは配信するたびに新しい枠を取得しなければなりませんでした。

その手間をねぎらうために「枠取りお疲れ」という言葉が生まれ、略された「わこつ」が定着しました。

  • 2008年:ニコ生サービス開始
  • 2009年:「わこつ」の使用が広がる
  • 2010年代前半:ニコ生文化の全盛期
  • 2020年代以降:使用頻度の低下

特に2010年代前半はニコ生の黄金期であり、「わこつ」もほぼ定型挨拶のように使われていました。

しかし、YouTubeやTwitchなどのライブ配信プラットフォームが台頭するにつれて、ニコ生自体の利用者が減少し、「わこつ」の使用頻度も低下していきました。

では、現在でも「わこつ」は使われているのでしょうか?

現在も使われている場面

結論から言うと、「わこつ」は現在ではあまり使われなくなっています。

その主な理由は、ニコ生の利用者減少と、配信プラットフォームの変化です。

  • ニコ生自体の利用者が減少
  • YouTubeやTwitchでは「わこつ」が使われない
  • 新しいネットスラングが誕生し、置き換わった

しかし、ニコ生に根付いた文化であるため、今でも一部のユーザーや古参リスナーの間では使われています。

例えば、古くからニコ生を利用している配信者の放送では、懐かしさを込めて「わこつ」とコメントするリスナーがいることもあります。

また、ニコ生の文化に親しんできた人々が集まる場では、今でも使われることがあります。

とはいえ、一般的には死語に近づいているのが現状です。

「わこつ」は、今では懐かしさを感じる言葉になったね。

ニコ生で使われるネットスラング一覧

ニコニコ生放送では、多くのネットスラングが生まれ、リスナー同士や配信者との間で使われてきました。

現在でも使われている言葉や、過去に流行したものを含め、代表的なスラングを紹介します。

具体的には、以下のようなスラングがあります。

まずは、代表的なネットスラング5つを見ていきましょう。

代表的なネットスラング5選

ニコ生では、配信を盛り上げるためのネットスラングが数多く誕生しました。

その中でも特に有名なものを5つ紹介します。

  • 184(いちはちよん):匿名コメントの設定
  • 草:笑いを意味する「w」の派生
  • 過疎:視聴者が少ない配信
  • 弾幕:大量のコメントを流す行為
  • TS(タイムシフト):過去の放送を視聴する機能

例えば、「この放送過疎ってるな」と言えば、視聴者が少ないことを指します。

「草」は「笑い」を意味し、配信中に面白いことが起こると、コメント欄に「草草草」と並ぶことがよくあります。

このように、ニコ生独自の言葉が数多く存在します。

次に、配信者とリスナーの間で使われる言葉の違いを見ていきましょう。

配信者とリスナーが使う言葉の違い

ニコ生では、配信者とリスナーで使われる言葉が少し異なります。

配信者は放送を盛り上げるために、リスナーが喜ぶ言葉をよく使います。

  • 配信者:「初見さんいらっしゃい」
  • 配信者:「コメ読みありがとう!」
  • リスナー:「わこつ!」
  • リスナー:「888888」(拍手の意味)
  • リスナー:「主(ぬし)」=配信者のこと

例えば、新規リスナーがコメントすると、配信者は「初見さんいらっしゃい!」と歓迎します。

一方、リスナーは「888888」と入力することで、拍手を意味するコメントを送ることができます。

こうした言葉の違いを知っておくと、よりスムーズにコミュニケーションを取ることができます。

では、最近生まれた新しいスラングにはどのようなものがあるのでしょうか?

最近生まれた新しいスラング

ニコ生では、時代とともに新しいスラングが生まれ続けています。

最近よく使われる言葉をいくつか紹介します。

  • ん?(煽りやツッコミの意味)
  • 理解(「なるほど」の意味)
  • 案件(企業案件の配信を指す)
  • ぴえん(悲しみを表現)
  • ○○案件(特定の話題を指す)

例えば、配信者が何か不思議なことを言ったとき、リスナーが「ん?」とコメントすることでツッコミを入れることができます。

また、「理解」は「わかった」という意味で使われ、配信者が説明した後にリスナーが「理解」とコメントすることがあります。

こうしたスラングはSNS文化とも密接に関係しながら進化しています。

ニコ生のスラングも時代とともに変わってるね!

かつて流行したが死語になったスラング5選

インターネットの世界では、新しいスラングが生まれる一方で、使われなくなった言葉も多く存在します。

かつてニコ生や掲示板などで頻繁に使われていたものの、今ではほとんど見かけなくなったスラングを紹介します。

具体的には、以下の点について見ていきます。

まずは、もうほとんど使われなくなったネットスラングを見ていきましょう。

もう誰も使わない懐かしの言葉

一時期はネットのあちこちで見かけたものの、今ではほとんど使われないスラングを5つ紹介します。

  • gkbr(ガクブル):恐怖や緊張を表す
  • m9(^Д^)プギャー:相手を嘲笑う時に使う
  • orz:落胆や失望を表す
  • kwsk(詳しく):詳細を求める際に使う
  • 香具師(やし):奴(やつ)の意味

例えば、「orz」はがっかりした時の姿を文字で表現したもので、一時期は多用されていました。

しかし、現在では「ショック」や「(´・ω・`)」など、より分かりやすい表現に置き換えられています。

このように、スラングには流行の波があるのです。

では、これらの言葉はなぜ流行し、そしてなぜ廃れてしまったのでしょうか?

なぜ流行し、なぜ廃れたのか

ネットスラングが流行する理由には、いくつかの共通点があります。

  • 短くて使いやすい
  • ネット文化と密接に関わる
  • 特定のコミュニティで広まる

例えば、「kwsk」は「詳しく」と入力するよりも短く済むため、掲示板などで多く使われました。

しかし、スラングは時代とともに廃れることが多いです。

  • 新しい言葉に置き換わる
  • 元の文化が衰退する
  • 流行語として一時的に消費される

例えば、「m9(^Д^)プギャー」は昔の2ちゃんねる文化の影響が強く、SNS主流の現在ではほとんど見かけません。

こうしたスラングの変遷を知ることで、ネット文化の移り変わりを理解することができます。

では、一度死語になったスラングが再び使われることはあるのでしょうか?

死語になったスラングの復活例

一度廃れたスラングでも、時代が巡って復活することがあります。

近年、以下のような言葉が再び使われるようになりました。

  • w(草):再び「w」を使う人が増加
  • (・∀・):古い顔文字がSNSで再流行
  • キボンヌ(希望):ネタとして復活

特に、「w」は一時期「草」に置き換わりましたが、最近は再び使う人が増えています。

また、昔の顔文字文化がノスタルジーとして再評価され、TwitterやLINEで使われるケースも増えてきました。

このように、ネットスラングは完全に消えるわけではなく、形を変えて残ることがあるのです。

昔のスラングがまた流行ることもあるんだね!

ネットスラングの移り変わりと今後

ネットスラングは、時代とともに変化し続けています。

掲示板文化から動画配信、SNSへとコミュニケーションの場が変わることで、新しい言葉が生まれ、古い言葉が廃れていきました。

ここでは、ネットスラングの変化と今後について見ていきます。

まずは、ネット文化の変化とスラングの進化を見ていきましょう。

ネット文化の変化とスラングの進化

インターネットが普及し始めた頃と現在では、ネット文化そのものが大きく変化しました。

スラングも、それに伴い進化を続けています。

  • 2000年代:掲示板文化(2ちゃんねる用語が主流)
  • 2010年代:動画配信文化(ニコ生やYouTubeの影響)
  • 2020年代:SNS文化(TwitterやTikTok発の言葉が流行)

例えば、2ちゃんねる時代に流行した「香具師(やし)」は、ニコ生ではほとんど使われなくなり、SNSではまったく見かけません。

代わりに、「エモい」や「案件」といったSNS発のスラングが広がるようになりました。

では、このSNS時代に生き残るスラングにはどのような特徴があるのでしょうか?

SNS時代に生き残る言葉とは?

現代のネットスラングは、SNSでの拡散力が大きく影響しています。

特に、生き残る言葉には以下のような特徴があります。

  • 短くて簡単(例:「草」)
  • ビジュアル的に分かりやすい(例:「ぴえん」)
  • 音の響きがよい(例:「エモい」)
  • SNSとの親和性が高い(例:「バズる」)

例えば、「草」は元々「w(笑い)」から派生した言葉ですが、短くて打ちやすいため、今でも広く使われています。

また、「エモい」は音の響きがよく、感情を表現しやすいため、SNS時代に適応して生き残りました。

今後、新しく定着しそうなスラングにはどんなものがあるのでしょうか?

今後定着しそうな新スラング

新しいネットスラングは、特定の文化圏から生まれ、徐々に広まっていきます。

近年流行し、今後定着しそうなスラングをいくつか紹介します。

  • やばみ(「やばい」を可愛く言う形)
  • チル(落ち着く、リラックスするの意味)
  • それな(共感を示す)
  • おはようでやんす(挨拶の一種、ネタとして)
  • ま?(「マジ?」の略)

例えば、「チルする」は元々海外のスラング「chill out」から派生し、日本でも若者を中心に広がっています。

また、「ま?」は「マジ?」の略としてTwitterなどで多用され、手軽に使えることから定着しつつあります。

このように、スラングは時代ごとの流行を反映しながら進化し続けているのです。

これからもネットスラングの進化が楽しみだね!

まとめ わこつは死語?ニコ生ネットスラングの今

今回は、「わこつ」は死語なのか?について解説しました。

この記事のポイント!
  • 「わこつ」の意味と使用状況
  • ニコ生で使われるネットスラング一覧
  • 廃れたスラングとネット文化の変遷

「わこつ」は「枠取りおつかれ」の略で、ニコ生全盛期に広まった言葉です。現在では使用頻度が減り、一部のユーザーが使う程度になっています。また、ニコ生特有のスラングや、すでに死語となったネット用語についても紹介し、ネットスラングの移り変わりを解説しました。

昔のネットスラングを振り返るのは面白かったね。

言葉は時代とともに変化します。新旧のネットスラングを知って、今後のネット文化の流れを楽しんでください。

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