「またお風呂の天井にカビ…掃除しにくいし、届かないし、どうしたらいいの?」
そんな悩みに応えるのが、家事えもん(松橋周太呂)さんがテレビで紹介した「安全&簡単な天井カビ取り術」。モップ+キッチンペーパーという手軽な道具と、エタノールを使ったカビ予防で、誰でもすぐに実践できる方法が人気です。
この記事では、実際の手順・必要な道具・再発防止のポイントまで、家事えもん流に沿って詳しく解説!お風呂の天井掃除が怖くなくなるヒントが満載です。
なぜお風呂の天井にカビができるの?
湯気は上にのぼるから天井が一番湿気る
お風呂に入ると、湯気がたっぷりと出ます。この湯気は自然と上にのぼっていくため、一番湿気がたまりやすいのが「天井」なんです。天井は普段の掃除でもなかなか手が届かない場所なので、気がつかないうちに水滴がたまり、カビが発生しやすい環境になっています。
特に、入浴後にすぐ換気をしなかったり、天井に残った水滴をそのままにしておくと、カビの胞子がつきやすくなります。天井の温度と湿度がカビにとって最適な条件になることで、黒カビやその他のカビが根づいてしまうのです。
拭き掃除が届きづらい場所
お風呂の天井は高い位置にあるため、掃除道具を使わないと手が届きません。脚立を使って掃除するのも不安定で危険ですし、毎回そんな手間をかけるのは面倒ですよね。その結果、「ついでに掃除する」ことが難しくなり、つい放置してしまう人も多いです。
そのため、天井はカビがつきやすいけれど掃除しにくい、という困った場所になってしまっています。
空気の流れが悪いとカビが根づきやすい
浴室の中でも、天井は空気が滞りやすい場所です。換気扇の風がうまく届かない場所だったり、天井の凹凸のせいで空気の流れが止まりやすいと、湿気がいつまでも残ります。これもカビにとっては好都合な環境です。
空気が流れず、乾燥しにくい場所には、カビが根を張りやすくなります。つまり、掃除だけでなく「風の通り道を作る」ことも、天井カビの予防には欠かせません。
高い場所はつい掃除を後回しにしがち
「見えにくい」「届かない」「面倒」――天井はそんな理由でつい後回しにされがちです。浴槽や床、壁は目につくので掃除しますが、天井は気にしなければ見ないですみます。でも実際には、カビの胞子が空中に広がり、床や壁にも影響を与える原因になっていることがあります。
放置すればするほど、天井のカビは根を深く張り、普通の掃除では落ちにくくなります。面倒でも、こまめにチェックする習慣が大切です。
カビの胞子が天井から落ちて広がるリスク
天井にカビがあると、そこからカビの「胞子(ほうし)」が空気中にふわふわと飛び出してきます。この胞子が壁や床、さらには浴室の外にまで広がると、他の場所にもカビが増える原因になります。
さらに、この胞子を吸い込むことで、アレルギーや喘息など健康への影響も心配されます。だからこそ、天井のカビは放っておかず、早めに対処することがとても重要なのです。
家事えもん式!天井カビ取りの安全なやり方
モップにキッチンペーパーを巻くだけ!
家事えもんこと松橋周太呂さんが紹介する天井掃除のポイントは、「危険なく、簡単に、しかも効果的に」できること。その方法のひとつが、柄付きのモップにキッチンペーパーを巻きつける掃除法です。
市販のフロアワイパーやクイックルワイパーのような長い柄のついた道具に、キッチンペーパーや布を取り付けるだけで、わざわざ脚立を使わずに天井まで手が届きます。掃除のハードルが一気に下がりますよね。
この方法は特に、安全に天井まで手が届かない高齢の方や、小柄な方にもおすすめです。
カビ取り剤のスプレーは顔にかからない工夫を
天井に直接スプレーすると、どうしても液が落ちてきてしまい、顔にかかる可能性があります。これを防ぐために、家事えもん流では、キッチンペーパーや布にカビ取り剤をスプレーしてから、天井に押し当てるスタイルをとります。
これなら目や口に薬剤が入る心配もなく、安心して使うことができます。また、モップで軽く押し当てることで、カビ取り剤が天井にしっかり染み込み、凹んだ部分にも届きやすくなります。
高い所でも脚立いらずで安全
脚立や椅子の上に乗って天井掃除をするのは危険ですし、転倒のリスクもあります。でも家事えもん式なら、柄付きモップを使えば脚立いらず。床に立ったまま、安全に作業ができます。
特にお風呂場は滑りやすいため、無理な姿勢で掃除するのは避けたいところ。モップを使えば、足元を濡らさずに済み、安心して作業に集中できます。
こすらず「押しあてるだけ」で十分
家事えもん流のもうひとつのポイントは、「強くこすらなくてもOK」ということ。モップに取り付けた布を、薬剤をしみ込ませた状態で、天井にやさしく押し当てるだけでいいのです。
強くこすると天井を傷つけたり、素材を劣化させる恐れがあります。でもこの方法なら、やさしく押しつけて10〜15分置くだけで、カビに薬剤がしっかり作用してくれます。力いらずで、誰でもカンタンにできるのが嬉しいですね。
掃除後は必ず換気して仕上げる
掃除が終わったら、必ず換気を行いましょう。特に塩素系のカビ取り剤を使った場合は、成分が空気中に残っている可能性があるので、しっかり空気を入れ替えることが大切です。
窓を開けたり、換気扇を回したりして、15〜30分ほど換気を続ければ、薬剤のにおいも薄れ、浴室全体も乾燥しやすくなります。これが結果的に、カビの再発を防ぐ第一歩になります。
エタノールでできる!家事えもん流カビ予防テク
消毒用エタノールをスプレーに入れる
家事えもんさんは、カビの予防にもとても実用的な方法を教えてくれています。それが「消毒用エタノール」を活用するテクニック。ドラッグストアなどで簡単に手に入る消毒用エタノール(濃度70〜80%)をスプレーボトルに入れておくだけで、すぐに使えるお手軽カビ予防アイテムになります。
エタノールは揮発性が高く、すぐに乾くので天井にスプレーしてもベタベタになりません。掃除の手間もかからず、カビ予防の強い味方になります。
天井にまんべんなく吹きかける
スプレーボトルに入れたエタノールを、天井全体にシュッと吹きかけます。このときも、柄付きモップにキッチンペーパーを取り付けてエタノールを染み込ませて拭き取ると、より確実に広範囲に塗布することができます。
また、モップで軽く拭きながら塗布すれば、凹み部分や目に見えない小さな隙間にもエタノールが行き届き、カビの元になる菌をしっかり殺菌できます。
拭き取り不要でらくらく時短
この方法の一番の魅力は、「拭き取りが不要」という点です。エタノールは自然に蒸発するため、スプレーした後に再度布で拭き取る必要がありません。忙しい日常の中でも手軽に取り入れられるのが嬉しいポイントです。
手軽にできて、しかもカビ予防になる。まさに一石二鳥の方法と言えます。
においも残らず爽快な仕上がり
エタノールのにおいが心配な方もいるかもしれませんが、基本的にエタノールは揮発性が高いため、スプレーして少し経てばにおいはすぐに消えてしまいます。むしろ、掃除した後の浴室は清潔感あるスッキリした空気に包まれるので、気持ちよく入浴できるようになります。
人工的な香りが苦手な方にもぴったりの予防アイテムです。
毎月1回の習慣でカビの元をシャットアウト!
このエタノール予防法を「月1回のルーティン」にすることで、天井カビの再発率を大幅に下げることができます。たとえば「月の初めは天井掃除の日!」と決めておくと忘れにくくなりますし、毎月の掃除が習慣になります。
特に湿気が多くなる梅雨や夏の季節には、月2回に増やしてもOK。無理なくできる範囲で、継続的に行うことが大切です。
カビを再発させないポイントは「習慣化」
入浴後は換気扇を30分以上回す
お風呂のカビを防ぐには、「湿気を残さないこと」がとにかく大切です。特に入浴後は、天井や壁にたっぷりと水蒸気がついています。これをそのままにしておくと、カビの温床になってしまいます。
そこでまず習慣にしてほしいのが、入浴後に換気扇を30分以上回すこと。できれば1時間ほど回すと、天井や壁の湿気をしっかりと飛ばすことができます。電気代が気になる方もいるかもしれませんが、1時間で数円程度。カビが増えるリスクを考えれば安いものです。
湿気を残さないように扉や窓を開ける
換気扇と一緒に行いたいのが、「扉や窓を開けて空気の通り道をつくること」です。密閉された浴室では空気の流れが悪く、湿気がたまりやすくなります。扉を少し開けたり、窓があるなら開け放すことで、換気の効果がぐっと高まります。
空気が通ることで、湿気が早く抜け、天井や壁も早く乾きます。これだけでも、カビの発生率はかなり下がります。
水滴はスクイージーでサッと落とす
入浴後、壁や床、そして天井に残った水滴を「そのままにしない」ことも大事です。そこで活躍するのが「スクイージー」という道具。ガラス窓の掃除などに使われるゴムベラで、表面の水をスーッと落とせる便利アイテムです。
天井の場合は、柄付きスクイージーやモップでも代用できます。水滴を残さずに落とすことで、乾きが早くなり、カビの原因を取り除けます。
月1回のエタノールスプレーで清潔キープ
すでに紹介したエタノールスプレーも、予防策としては非常に効果的。ポイントは「月に1回は必ずやる」と決めておくことです。忘れそうな人は、カレンダーやスマホのリマインダーに登録しておくと便利です。
簡単なことでも「続けること」がカビを遠ざける最大のコツです。
家族で「天井掃除係」を順番にして習慣に
毎回同じ人が掃除するのは負担が大きくなりがちです。そこでおすすめなのが、「家族で天井掃除をローテーションで担当すること」。たとえば今週はお父さん、来週は子ども、次はお母さん…というふうに順番を決めておけば、負担が分散されて続けやすくなります。
子どもにも簡単にできる家事えもん式の方法なら、安全に、楽しく、家族全員で清潔なお風呂をキープできます。
家事えもん式の道具と手順まとめ
柄付きワイパーまたはモップ
お風呂の天井掃除で一番の課題は「高い場所に手が届かない」こと。これを解決するのが、柄付きのフロアワイパーやモップです。市販のクイックルワイパーや100均のモップでもOK。長さがあるだけで安全に天井まで届くので、脚立や椅子を使う必要がありません。
安全性も高く、転倒のリスクも少ないので、家族みんなで使える便利アイテムです。
キッチンペーパー or マイクロファイバークロス
掃除に使う布は、「キッチンペーパー」か「マイクロファイバークロス」がおすすめ。キッチンペーパーは使い捨てできて衛生的。一方、マイクロファイバークロスは汚れをしっかりキャッチし、繰り返し使えるのがメリットです。
モップのヘッド部分にこれらを巻きつけて使えば、簡単に天井の汚れを拭き取ることができます。
市販のカビ取り剤(塩素系は注意して使う)
頑固なカビには、市販のカビ取り剤が効果的です。ただし、塩素系のものは取り扱いに注意が必要です。目や口に入ると危険なので、必ずゴーグルやマスクを着用し、スプレーは布に直接かけてから天井にあてる方法を取りましょう。
また、使用後はしっかりと換気を行うことも忘れずに。家事えもん式のやさしい掃除法と組み合わせれば、安全かつ効果的にカビを落とせます。
消毒用エタノール(70〜80%)
軽い汚れや予防には、消毒用エタノールが大活躍。70〜80%の濃度のものが殺菌効果が高く、スプレーするだけで天井に残ったカビ菌を除去してくれます。乾きやすく、拭き取りも不要なので手軽に使えるのがポイント。
常に1本、お風呂掃除用として用意しておくと便利です。
ゴム手袋とマスクで安全対策も忘れずに
安全に掃除をするためには、ゴム手袋とマスクの着用が必須です。とくに塩素系のカビ取り剤を使うときは、直接肌に触れたり吸い込んだりしないように十分注意しましょう。
また、メガネや保護ゴーグルを使うと、薬剤が目に入るリスクも防げます。自分の健康を守るためにも、安全対策はしっかりと行いましょう。
🧼 まとめ:家事えもん流で天井のカビにもう悩まない!
お風呂の天井は、カビにとって最高の住みか。しかし「高くて届かない」「掃除が大変」「またすぐカビが出てくる」…そんな悩みも、家事えもん式のカビ取りテクニックを使えば、誰でも安全に・簡単に・楽しく解決できます。
柄付きモップ+キッチンペーパーで薬剤を押し当てる方法なら、脚立なしで安全に掃除でき、消毒用エタノールを活用すれば、予防もバッチリ!
さらに換気や乾拭きなど、日々の習慣をちょっと変えるだけで、カビの再発も防げます。
「お風呂の天井、最近掃除してなかったかも…」と思った今がチャンス。
今日から家事えもん式で、カビ知らずのキレイなお風呂空間を作りましょう!
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