【初心者向け】お宮参りのお祝い金|相場と正しいのし袋の選び方とは?

日常生活

赤ちゃんが生まれて初めての行事「お宮参り」。
この特別な日には「お祝い金」を贈るのがマナーですが、のし袋の選び方や表書き、金額の相場など、初めての方にはわからないことだらけ。

「間違えたら失礼かも…」と不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、お宮参りのお祝い金について、相場やのし袋の選び方、正しい書き方から渡し方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
マナーを押さえて、赤ちゃんと家族に心からのお祝いを伝えましょう。

お宮参りの基本とお祝い金の意味

お宮参りとは?目的と時期

お宮参りは赤ちゃんの誕生を神様に感謝し、健やかな成長を祈る日本の伝統行事です。赤ちゃんが生後30日前後(地方によっては31~100日)に、家族揃って神社へお参りします。このタイミングは「産土(うぶすな)神」へご挨拶をする大切な儀式です。

なぜお祝い金を渡すの?伝統の由来

お祝い金には「赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ち」と「お世話になった感謝」を伝える意味があります。現代では現金で包むのが一般的ですが、昔は米や塩などを贈り、お祝いの代わりとしていました。

誰にいくら包むべき?相場の相違点

お宮参りのお祝い金相場は、贈り主によって異なります。

  • 両親から祖父母へ:特に贈る必要はないケースが多いですが、贈る場合は1万円~3万円程度。
  • 祖父母から赤ちゃんへ:一般に1万円〜3万円が相場です。地域や家のしきたりによっては5万円という場合もあります。
  • 親戚・友人から:5千円〜1万円程度が多く、“あくまであちらを気遣う気持ち”と考えられます。

包むタイミングと渡す場所のマナー

お祝い金は、お宮参り当日、神社の駐車場や拝殿前で手渡すのが正式です。事前に現金書留で送る場合もありますが、その際は「荷札(のし紙)」を付け、到着後すぐに連絡するようにしましょう。

渡す側別の対応

贈り主相場目安備考
祖父母1~3万円家によっては5万円のケースも
親戚・友人5千円~1万円気持ちとマナーを重視
職場関係5千円~1万円連名で贈る場合もあり

誰からの贈り物なのかによって、相場や金額の配慮が変わるので、事前に家族で確認すると安心です。

お祝い金にふさわしいのし袋の選び方

水引の種類と意味(蝶結び vs 結び切り)

お宮参りで使うのし袋は「蝶結び」が基本です。これは「何度あっても良いお祝いごと」に使われるもので、お宮参りのような成長行事にぴったり。逆に「結び切り」は弔事や結婚式など、一度きりの願いを表すため不向きです。パッケージにも記載があるので、選ぶ際は確認を。

表書きの書き方と字体・配置の基本

表書きは「御祝」「祝御宮参り」などが一般的です。毛筆や筆ペンで書くのが正式ですが、ボールペンでも丁寧に書けば問題ありません。中央上部に「御祝」、その下に贈り主の名前をフルネームで記入します。

名前の書き方(フルネーム or 下の名前だけ?)

贈り主が個人ならフルネームを、夫婦連名なら夫婦のフルネーム、あるいは代表者のフルネームとその隣に「内」と記載してもOKです。例:山田太郎(内)花子。会社名義なら会社名+代表名でも可。

贈り主が夫婦の場合のし袋の記載方法

夫婦で贈る場合、1名の名前を中央に書き、その左側に小さく配偶者の名前を書くのがマナーです。姓が異なる場合や、両家からの贈り物の場合は連名にしても問題ありません。

金額が多い場合の中袋の使い方と注意点

金額が1万円を超える場合は、のし袋の中に「中袋(内袋)」を使うのが一般的です。表面に金額、裏面に贈り主の住所と氏名を記入します。数字は「壱・弐・参」のような旧字体を使うと丁寧な印象になります。

包み方・渡し方のポイント

のし袋での包み方ステップ解説

  1. お札は新札を用意(上下・裏表を正しく)
  2. 中袋に金額・氏名・住所を記入
  3. 水引付きの外袋に中袋を丁寧に入れる
  4. 外袋の折り目は「下が上に重なる」ようにする(慶事の基本)
  5. 汚れやしわがないよう保管して持参

封の閉じ方と最後に添えるひと言

封筒の口はテープやのりでしっかりと閉じます。手渡す際には「心ばかりですが、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りしています」など、優しいひと言を添えると丁寧な印象になります。

ケース別:遠方から郵送する際の注意

遠方で直接会えない場合は、現金書留での郵送がマナーです。その際、メッセージカードを添えてお祝いの気持ちを伝えるのが好印象です。封筒には「祝御宮参り」などと記載し、中袋にも金額や名前を忘れずに。

相手が赤ちゃんに会えない場合は?メッセージの添え方

「お会いできず残念ですが、赤ちゃんの健やかなご成長を心よりお祈りいたします」など、丁寧な気持ちを文章にして添えましょう。写真を同封するのも喜ばれます。

気をつけたい!渡す時の恥ずかしいマナー違反

  • お札が折れている・汚れている
  • のし袋の表記が不適切(結び切りなど)
  • 名前や金額の書き忘れ
  • 手渡し時の無言や無表情

細かいところまで丁寧にすることで、相手に喜んでもらえます。

よくある疑問Q&A集

金額はいくらが相場?親戚と友人は違う?

はい、違います。親戚なら1〜3万円が一般的、友人や職場関係は5千円〜1万円程度が多いです。

現金書留と手渡し、どっちが良い?

可能であれば手渡しがベストですが、遠方などの事情があれば現金書留もマナー違反ではありません。メッセージを添えましょう。

お祝い金をもらった場合のお返しは必要?

基本的には「お返し(内祝い)」は不要ですが、気遣いとしてお菓子などの簡単なお礼を渡すと丁寧です。高額をいただいた場合は3分の1〜半額程度を目安に内祝いを贈りましょう。

連名で贈る場合の書き方は?

家族連名なら親の名前を中央に書き、左隣に小さく他の名前を記載。会社や友人グループの場合は「○○一同」とし、別紙に個人名を添えても良いです。

万一、書き損じたり、間違えたらどうする?

修正テープや二重線はNGです。新しいのし袋に書き直すのがマナー。100円均一でも手頃なのし袋が手に入ります。

売っているおすすめのし袋・祝儀袋

かわいいデザインの和紙素材のし袋

和紙を使ったのし袋は柔らかく上品な印象。女の子向けならピンク、男の子向けなら水色など、赤ちゃんに合わせたカラーを選ぶのも◎。

シンプルで格式ある水引タイプ

伝統的な水引があしらわれたのし袋は、どんな世代にも好印象。手書き用も多く、筆ペンとの相性が良いです。

手に入りやすい100円均一のおすすめ品

ダイソーやセリアでは水引付き祝儀袋も種類豊富。初めて使う方や何枚も必要な方にはコスパ良くおすすめです。

オンライン購入の便利グッズ紹介

Amazonや楽天では、表書き済み・中袋付きのし袋が多数販売されています。急ぎのときや時間がない人には便利です。

初心者セット(水引+説明書付き)

最近では、マナー解説書付きのし袋セットも販売されており、初めての方でも安心。書き方や包み方まで丁寧に解説されています。

まとめ

お宮参りのお祝い金は「赤ちゃんの健やかな成長を願う」大切な気持ちの表れです。金額や渡し方、のし袋のマナーなど、知っておくと失礼のない形で心を伝えることができます。

慣れないマナーや表書きも、今回の記事で紹介したポイントを押さえれば安心。贈る側も、受け取る側も気持ちよくお祝いできるように、ぜひこの記事を参考にしてください。

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